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~最先端の計算科学を駆使した乱流現象へのアプローチ~

大規模データ解析とその可視化による現象の理解

研究分野分類:4601 計算科学
産業分類:学術・開発研究機関
キーワード:数値シミュレーション,超並列計算,大規模計算,マルチスケール
総合理工
計算科学
渡邊 威(創成シミュレーション工学専攻)
研究概要
 これまで理論・数値シミュレーションを用いて広い意味での乱流現象に関する研究テーマを取り扱ってきています。現在扱っている主な研究テーマは以下の通りです。
 1.乱流輸送の大規模並列計算
 2.高分子鎖と乱流の相互作用
 3.2次元乱流の統計理論
特徴
 研究テーマはいずれも数値シミュレーションを基礎にしています。計算は「京」などの最新のスーパーコンピュータを用いて実行しています。よってノード間並列やスレッド並列に対応したコードを研究室で独自に開発しています。
背景・従来技術
 研究テーマはいずれも数値シミュレーションを基礎にしています。計算は「京」などの最新のスーパーコンピュータを用いて実行しています。よってノード間並列やスレッド並列に対応したコードを研究室で独自に開発しています。

 

企業等への提案

研究者からのメッセージ
 広い意味での乱流現象の物理に関する研究テーマを扱っていますが、現象は問わず複雑・大規模データの有効な解析手法とその可視化に関心を持っており、今後注力していきたいと考えています。

文献・特許
・”Hybrid Eulerian-Lagrangian simulations for polymer-turbulence interactions”,Takeshi Watanabe and Toshiyuki Gotoh,Journal of Fluid Mechanics 717, 535-575 (2013)
・”Coil-stretch transition in an ensemble of polymers in isotropic turbulence”,Takeshi Watanabe and Toshiyuki Gotoh,Physical Review E 81, 066301 (2010)
・”Inertial-range intermittency and accuracy of direct numerical simulation for turbulence and passive scalar turbulence”,Takeshi Watanabe and Toshiyuki Gotoh ,Journal of Fluid Mechanics 590, 117-146 (2007)
・”Green’s function for a generalized two-dimensional fluid”,Takahiro Iwayama and Takeshi Watanabe, Physical Review E 82, 036307 (2010)

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
スーパーコンピュータ(他機関)
ワークステーション
可視化ソフト:AVS/EXPRESS PCE
共同研究を希望するテーマ
マルチスケール計算
大規模データ解析、可視化
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください)
研究者名:渡邊 威 
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