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~ロボットに心を宿す情報技術を実現しました。~

Human Robot Interactionのための感情推定・生成・制御技術

研究分野分類:1203 ヒューマンインタフェース・インタラクション
産業分類:情報サービス業,その他の製造業
キーワード:感性ロボティクス,ヒューマノイドロボット,感性情報処理
情報学
人間情報学
加藤昇平(情報工学専攻)
研究概要
 感情を伴う人との豊かなコミュニケーションを実現するための情報処理技術を開発しています。ロボットに心を宿す新しい情報処理技術として,感情認識,感情生成,および,感情表現の制御手法を提案しました。
特徴
 人間の基本感情の特性や感情認識の知能をニューラルネット,ベイジアンネットワーク,隠れマルコフモデル等のグラフィカルモデルを用いて数理モデル化し,これに基づきロボットの感情情報処理と表情表出を制御する手法は独創的な試みです。ヒューマンサービスロボットが要求する高度な対話アルゴリズムやメンタルモデルの実現のため重要な要素技術を提供します。
背景・従来技術
 簡単な会話を楽しみながら感性のコミュニケーションを行うロボットifbotを開発しています。会話処理の基本機能に加えて顔表情表出の仕組みが特徴的です。従来のロボット・システムでは会話性能を高度化する試みは多くありますが、人間の感情や心の作用を強く意識した開発事例はあまりなく課題が多く残っています。
実用化イメージ
 公共社会や日常生活において、案内サービス、家庭の安全見守り、感性豊かな会話によるメンタルケアなど,対個人サービスとして活躍するヒューマンサポートロボットの実現に寄与します。

企業等への提案

研究者からのメッセージ
 感性主導型の会話ロボット(ifbot,, 2003年リリース)開発の実績と感性情報処理技術の蓄積があります。ICTやスマートデバイス・センサネットワークの要素技術が発達・普及した今、機が熟しています。
文献・特許
・Hiroki Ogasawara, Shohei Kato,Characterizing Model for KANSEI Robot Based on the Tendency of Treatment from User,5th International Association of Societies of Design Research (IASDR 2013), Tokyo, pp.01D-3 (12-pages), August 26-30, 2013
・佐久間拓人, 宮越喜浩, 加藤昇平,All-Combinatorial N-gramを用いたユーザ評価傾向の動的獲得手法,人工知能学会論文誌, Vol.28, No.3, pp.273-278, March, 2013
・伊藤千加, 加藤昇平, 伊藤英則, 感性会話ロボットの性格付けとその心理評価, 日本感性工学会論文誌, Vol. 8, No. 3, pp. 899-906, 2009
・増田恵, 加藤昇平, 伊藤英則,ラバン理論に基づいたヒューマンフォームロボットの身体動作の動作特徴抽出 と表出感情推定,日本感性工学会論文誌, Vol.10, No.2, pp.295-303,2011(日本感性工学会論文賞受賞)

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
感性会話ロボット ifbot
小型ヒューマノイドロボット NAO
ポータブルfNIRS
Microsoft Kinectと独自開発SDK
感情認識・生成・表出の計算アルゴリズムとプログラム
共同研究を希望するテーマ
サービスロボットの開発
応用コンテンツ開発(医療福祉介護・教育サービス他)
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください)
研究者名:加藤昇平