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~人を前向きにする歩行支援~

無動力歩行支援機ACSIVEの利活用技術

研究分野分類:5507 知能機械学・機械システム
産業分類:電気機械器具製造業 ,社会保険・社会福祉・介護事業
キーワード:受動歩行,歩行支援,無動力,ライフサイエンス
工学
機械工学
佐野明人(機能工学専攻)
研究概要
 受動歩行ロボットは、モータ、センサおよび制御を一切用いずに、緩やかな下り坂を、人のように自然に歩くことができます。無動力歩行支援機ACSIVE(アクシブ)は、この受動歩行由来であるため、人との親和性の高い歩行支援が可能となっています。
特徴
 無動力でありながら、普段通りに歩くだけで、振り子の動きとバネの力で脚の動きを整えます。足が軽くなる感じで歩き易く、歩行スピードも上がることが多いです。脚を振り出すことさえも意識しないといけない方に対して、自然にやっていたことを意識せずにできるように導きます。
背景・従来技術
 ライフサイエンスの分野で、歩行支援の重要性が高まってきています。このような背景からロボットの分野においても、歩行のアシスト・リハビリテーション応用に注目が集まっています。本研究では、受動歩行由来の歩行支援を提案しています。
 従来技術は、モータを使った能動的なものがほとんどです。
実用化イメージ
 実用化されているACSIVEは優れたプラットフォームであり、これを核として様々な技術展開が考えられ、新しい価値創造が期待できます。これは、歩行支援に留まらず、人を前向きにし、人生そのものをアシストすることができると信じています。

企業等への提案

研究者からのメッセージ
 シンプルな歩行支援機ACSIVEに出会うことで歩行支援が身近になり、生活の中での利用が始まっています。ACSIVEの利活用技術を創出することが、さらなる発展につながると考えています。

文献・特許
・坪井和,鈴木光久,佐野明人:500gクラスの無動力歩行支援機ACSIVE.第15回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会論文集,2014年. 

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
無動力歩行支援機ACSIVE
共同研究を希望するテーマ
ACSIVEの利活用技術
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研究者名:佐野明人
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