超低コスト高性能高周波アレーアンテナ技術

研究紹介詳細表示

登録日:2015/04/30 / 更新日:2020/02/05

研究分野分類：5603 電子デバイス・電子機器
産業分類：電子部品・デバイス・電子回路製造業，情報通信機械器具製造業

キーワード：アンテナ，高性能・低損失，低コスト簡易構造，基板プリント構造，金属・樹脂成形

工学

電気電子工学

榊原久二男（情報工学専攻）

研究概要　プリント基板にエッチングでできるマイクロストリップアンテナと、プラスチックにメッキでできる導波管スロットアンテナの二本立てで、ミリ波アンテナの開発を進めています。		特徴　プリント基板上のマイクロストリップアンテナ放射素子の給電線路との接続方法や、導波管の貼り合わせ構造の工夫により、簡易な構造でも損失が小さくでき、性能の高いアンテナが実現できる設計技術を有しています。
背景・従来技術　60GHz以上の電波を用いたミリ波技術は、すでに衝突回避車載レーダに実用化され、近い将来には、第5世代の携帯電話に利用されることが見込まれており、注目されている技術です。ところが高い周波数のアンテナや高周波回路は、小形でも高性能である一方で、微細構造が必要にもかかわらず、わずかな製造誤差でも損失が生じやすいという問題があります。		実用化イメージ　このアンテナ設計技術を使うことにより、自動車レーダや第5世代移動通信など、未来の電波センサや通信応用に必要なアンテナを、高性能でありながら、低コストで実現できます。簡易構造であるため、高性能なアンテナを、エッチングや成型、板金加工で容易に製造できます。