金属の高純度化、廃棄物からの分別回収

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登録日:2015/02/19 / 更新日:2020/02/05

研究分野分類：5906 金属・資源生産工学
産業分類： 鉄鋼業，非鉄金属製造業

キーワード：反応，融体，リサイクル，希少金属，各種製造プロセス

工学

材料工学

奥村圭二（物質工学専攻）

研究概要　溶融金属から不純物を除去して高純度にする方法は廃棄物からの有価金属の回収の考え方と共通します。溶融金属へは精錬材を投入して不純物を反応・吸収させ高純度化します。一方、廃棄物も各種の反応を利用して目的とする金属を分離して回収します。これらの反応は熱力学的および反応速度論的な考察が必要となります。このような高温反応場での高効率化を目指して実験と理論からアプローチします。		特徴　湿式処理に代わり高温反応場を利用した乾式処理により有価金属の回収をします。回収された金属を二次資源として再利用しやすいようなプロセスを考えます。回分式または連続式処理への発展を考えて実験的、理論的に検討します。
背景・従来技術　電子機器、自動車等の高性能化に伴って、希少金属の利用が増えています。資源の有効利用の観点から、使用済みとなったこれらの廃棄物から有価金属を回収することは重要です。従来よく行われている酸溶解による湿式処理は廃液処理の問題がありました。		実用化イメージ　実験室での小規模な実験から得られた知見をもとに、実機規模にスケールアップするためのプロセス設計の指針を示します。