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~ガラスの上に高性能磁界センサー~

ガラス基板上への高性能磁気光学薄膜の作製

研究分野分類:5902 無機材料・物性
産業分類:情報通信機械器具製造業,電子部品・デバイス・電子回路製造業
キーワード:無機材料創製・合成プロセス,表界面制御,磁性・電子・情報材料,光デバイス,電気・電子材料
工学
材料工学
安達信泰(未来材料創成工学専攻)
研究概要
 光アイソレータ-に使用されている磁気光学材料の新しい作製方法として、ガラス基板に緩衝層を導入後、液相エピタキシー法を使用して、結晶育成を行います。
特徴
 ガラス基板に直接には、磁気光学薄膜の結晶成長は行えない。そこで、種結晶を薄くコーティング、結晶化させたのちに、液相エピタキシー法で厚膜化させることを特徴とします。
背景・従来技術
 液相エピタキシー法は、単結晶基板を用いてしか結晶成長は起きない、とされていました。この基板は、磁気光学薄膜の場合、希土類元素を含む単結晶基板を用いており、基板自体がコストが高いことがデメリットです。
実用化イメージ
 従来の製造工程の前に、コーティングの過程を加えることで、結晶成長を行うことができる手法です。ガラス基板、白金るつぼ、電気炉、薄膜原料等を用意することで、基本的な製造は可能です。


ICチップ上の漏洩電磁界を磁気光学素子を用いて画像化したした例。導線直上が赤色が強く、漏洩磁界が強い。

企業等への提案

研究者からのメッセージ
 磁気光学薄膜の製造企業では、製造工程に予備過程を加えるだけなので、大きな設備投資をせずに生産可能です。また、基板がはるかに安価に入手しやすくなることから、新たな企業の参入も容易と考えられます。

文献・特許
・Ide et al., Mater. Sci. Eng. A 442 (2006) 156.

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
スピンコーター
共同研究を希望するテーマ
LPE法によるガラス基板上への結晶成長
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研究者名:安達信泰
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