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~安価で軽量で短工期の家を実現します

応急時に現地で膨らませて設営する仮設住宅

研究分野分類:5803 都市計画・建築計画
産業分類:総合工事業,プラスチック製品製造業
キーワード:防災計画,設計論,住宅論,高分子材料物性,高分子系複合材料
工学
建築学
北川啓介(創成シミュレーション工学専攻)
研究概要
 身近な素材を用いて、空気泡を積層して、素材を変えるとどのような挙動を示すか、空気圧を変えるとどのような挙動を示すか、空気膜の大きさや表面材の構成を変えるとどのような挙動を示すか、などを研究しています。
特徴
 建築のみならず、人工物の質量が少なくなるということは、価格、労務、工期、危険性、地震時の揺れ、荷重など、さまざまな要因が大幅に軽減されます。建築家/研究者が、建材の調合から設計することで、建築の挙動も様相も変わります。
背景・従来技術
 ペンシルバルーンを編んだ構造物では、各部位の空気泡内部の空気圧の大小が構造物自体の全体の挙動に影響することが確認できました。大量の新聞紙をセロテープで接合した構造物では、空気泡の表面材の強度が構造物自体の各所の挙動に影響することが確認できました。その後、プラスチックの調合などの実験を繰り返すことで、ほぼ現実の建材として適合することが可能になってきました。
実用化イメージ
 一日だけ屋根が必要なとき/一ヶ月だけのブースを仮設するとき/一・二年間の仮設住宅に住みたいとき/十年間の週末住宅がほしいとき/農地や畜産地へ簡便な架設物を建てるとき/災害時の応急住宅で現場で膨らまして住宅を建てたいとき

 仮設住宅(北川先生) (2)

 企業等への提案

研究者からのメッセージ
 通常、パスタを調理する際、いつも乾麺をスーパーで購入される方でも、粉と水を調合して、自らの手で練って試行錯誤しながら調理されたことがあるかと思います。新しい建材を一緒に開発していけると幸いです。

文献・特許
・北川啓介,東日本大震災の被災地を訪ねて,建築と社会92巻1070号,pp.28-29,2011年05月
・備える!3・11から,中日新聞社会部 共編著,2012年09月
・北川啓介,建材の可能性,日本建築家協会東海支部機関紙ARCHITECT,pp.4-5,2011年02月

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置 共同研究を希望するテーマ
被災後数週間の避難所の計画
安価で軽量で短工期の建築の開発
被災後数週間の仮設住宅の設計
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研究者名:北川啓介
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