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~次世代材料の鍵は透明、フレキシブル、導電性~

透明でフレキシブルなデバイスを目指して!

研究分野分類:4302 ナノ構造物理
産業分類: 電子部品・デバイス・電子回路製造業,電気業
キーワード:ナノチューブ・グラフェン,ナノカーボン応用,エネルギー関連材料,新機能材料,電子デバイス
総合理工
ナノ・マイクロ科学
種村眞幸(未来材料創成工学専攻),カリタ ゴラップ(若手研究イノベータ養成センター)
研究概要
 透明でフレキシブルな基板で導電性を実現するために、主に2つのアプローチを行っています。1)表面のナノ構造形成による透明性の確保と導電性付与。2)グラフェン、カーボンナノチューブ(CNT)などのナノカーボンの合成と透明導電膜への応用。
特徴
1)耐熱性のない透明材料にも、透明性を保持したまま、ナノサイズの円錐状突起構造、さざ波構造等の室温形成が可能。
2)樟脳などの固体炭素原料を用いることで、欠陥の少ない高品質なナノカーボンの大型結晶の合成が可能。
背景・従来技術
1)イオンビーム照射による表面ナノ構造形成に取り組んでいます。従来、表面に構造ができてしまうことはいわば「厄介事」でしたが、形、サイズを制御して形成することで、機能表面として利用できるようになってきました。
2)グラフェンやCNTでは、炭素系の原料ガスからの化学気相合成法などで合成されていました。その原料に樟脳などの固体原料を利用する工夫を加えることで、大型の結晶が合成できるようになってきました。
実用化イメージ
タッチパネルや太陽電池用の透明電極、ディスプレイの電子源、センサー、電子デバイス、光-電子デバイスなどの近未来のあらゆる製品に利用可能です。

   

企業等への提案

研究者からのメッセージ
ナノ材料の合成から精密解析まで、お気軽にご相談ください。1+1>2の共同研究をしましょう!

文献・特許
・特許第4940392号 「カーボンナノ構造材の製造方法」
・特許第4912172号 「複合ナノロッド基板およびそれを用いた光電変換素子」

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
カーボンナノファイバー室温合成装置
特型走査電子顕微鏡
グラフェン合成装置
共同研究を希望するテーマ
ナノ材料の合成と評価
ナノ材料の精密解析
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください)
研究者名:種村眞幸カリタ ゴラップ
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