既存交通を活用したコミュニティサイクル

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登録日:2013/10/27 / 更新日:2020/02/05

研究分野分類：1603 環境政策・環境社会システム
産業分類：運輸に付帯するサービス業

キーワード：環境と社会活動，社会システム，公共システム管理

環境学

環境創成学

伊藤孝紀（社会工学専攻）

研究概要　社会問題になっている放置自転車および都市内での自動車など交通機関の混雑を改善することを目的に開発されたコミュニティサイクルです。電子マネー（交通系ICカード）による個人認証と決済を実現することで、地下鉄やバス、電車など既存交通機関と連携した利用が可能です。		特徴　決済と個人認証が可能な電子マネーを用いることは世界で初めての試みです。無人で精算することができるため貸し借りに時間がかからず、手軽に利用することができます。景観やゴミ処理問題を引き起こす放置自転車は、そのままにしておけば社会問題になりますが、これを有効に活用して社会還元に変えるシステムです。
背景・従来技術　レンタサイクルの形態のひとつであり、街の一定範囲内において各所に設置してある自転車を好きな場所で借り返却することができるシステムです。パリやバルセロナなどの海外では、中心市街地の公共交通の一環として認識されています。		実用化イメージ　既存の交通機関と連携を図り、その役割を補填することで、利用者を限定しない仕組みを生み出せます。運営側の収入源は利用料のほか、民間の広告掲示料が考えられます。