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研究分野分類:1103 情報ネットワーク 産業分類:通信業,インターネット付随サービス業 |
キーワード:ネットワークプロトコル,サービス構築基盤技術,ユーザビリティ,サービス品質,ウェブシステム |
情報学 |
計算基盤 |
伊藤嘉浩(情報工学専攻) |
研究概要 本研究は、次世代のTCPプロトコルとして複数の経路を利用するマルチパスTPCと、SDN(Software Defined Network)の技術を利用し、Webサービスの顧客満足度を向上させることを目的としたネットワーク構築を検討するものです。 |
特徴 Webサービスに対する主観的な体感品質を測定するために、ISOの評価尺度(ユーザビリティ)を用い、その評価結果から、Webサービスごとに最適なマルチパスTCPとSDN利用法を検討しています。 |
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背景・従来技術 現在、次世代のTCPとして、マルチパスTCPをはじめ、多くプロトコルが提案されています。これらのひゅおかには、スループットや遅延などの客観尺度を用いたものが多いです。しかしながら、Webサービスのトランスポート層プロトコルとして、これらを採用するためには、その効果をユーザ視点の主観的な評価により測る必要があります。 |
実用化イメージ WebサーバやWebクライアントを変更することなく、顧客満足度の向上を図ります。特に、無線アクセスポイントに多くのユーザがアクセスした場合など、ネットワークの輻輳時での効果を期待できます。 |
企業等への提案
研究者からのメッセージ
Webサービスの顧客満足度の向上をネットワークの視点から検討します。本研究では、既存の利用可能な技術を複数利用して、被験者実験により得られた知見から、適切な制御方式を見い出します。
文献・特許
・マルチパスTCPの利用に関しては特許出願予定
・国際会議IEEE GCCE2014(Oct.2014)にて基礎検討結果を報告予定.特許出願後に,評価結果を国際会議などで発表予定.
・SDNの利用に関しては,特願2014-16812”ユーザの体感品質を向上する無線LAN基地局システム”
試作品状況 | 無し | 掲示可 | 提供可 |
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください) 研究者名:伊藤嘉浩 |
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