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~ヒトの脳を見てみる~

脳波を用いたインタフェース

研究分野分類:2602 腦計測科学
産業分類: 医療業 ,情報通信機械器具製造業
キーワード:脳波,脳機能解析,脳波インタフェース,ヒトの状態推定
複合領域
脳科学
船瀬新王(情報工学専攻)
研究概要
 ヒトの心理状態を観測する簡便な方法に脳波が存在しています。本研究は、脳波を使用してヒトの脳内状態を計測し、その計測したデータを用いてヒトの状態を識別したり、インタフェースの入力信号とするものです。
特徴
 脳に関連した研究は,工学的な側面か脳科学的な側面でのみ研究を行っています。私は、意思決定や感情に関連した脳内情報処理について明らかにするという脳科学的な考え方と脳波インタフェースの構築や感情評価システムを作成するという脳工学的な考え方の両面から研究を行っています。
背景・従来技術
 これまでヒトの心理的状態を計測するためには、アンケートのような方法を使用してきています。しかしながら、近年脳の状態を直接計測する手法が大きく発展してきています。特に産業応用を考えるときには、脳波のような簡便なシステムで計測、解析することが重要だと考えます。
実用化イメージ
 ①脳機能の計測を行いその入力信号をインタフェースの入力信号として使用される脳波インタフェース(ブレイン コンピュータ インタフェース)の構築
 ②ヒトの脳機能を計測することにより、これまでアンケートを用いていた感性評価に取って代わる定量的な評価方法の提供

 

企業等への提案

研究者からのメッセージ
ヒトの脳機能計測方法は近年大きく発展しております。企業がどのようなことを求めているのかをお伝え頂き、それに対して適切な提言を示唆できればと思います。

文献・特許
・”The Saccadic EEG Analysis in Slow Cortical Potential Before the Eye Movement”, Proc. of Joint 7th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 15th International Symposium on Advanced Intelligent Systems, pp. 207-210(2014)
・”BCIシステムの構築を目指した単一試行脳波の解析技術”, 日本神経回路学会誌, Vol. 19, No.3, pp. 118-125(2012)

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

利用可能な設備・装置
高精度脳波計
簡易脳波計
共同研究を希望するテーマ
脳波を用いたインタフェース構築
脳波を用いたヒトの状態の可視化
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください)
研究者名:船瀬新王