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研究分野分類:5502 生産工学・加工学 産業分類:金属製品製造業 |
キーワード:熱間鍛造,潤滑剤,摩擦,トライボロジー |
工学 |
機械工学 |
北村憲彦(機能工学専攻) |
研究概要 鍛造とは、型と型との間で金属材料に圧縮加工を加え、目的の形状に仕上げる加工法です。材料を加熱し、歪んでいた結晶が再び歪みのない新たな結晶粒になる再結晶温度以上で行われる鍛造加工を熱間鍛造といいます。本評価技術は、熱間鍛造に用いる潤滑剤の焼付き防止性能や摩擦低減性能を簡便適切に評価する技術です。 |
特徴 潤滑剤や工具表面処理の摩擦潤滑性能(トライボ性能)を簡便に評価することが可能であり、非常に経済的です。 |
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背景・従来技術 製品品質向上と型寿命向上(コスト削減)のために工具と材料との間の摩擦や凝着を減らすことが必要であり、高性能潤滑剤による工具表面処理技術が開発されています。また、開発を促進させるためには、実用的な評価方法や熱間鍛造における潤滑メカニズムの解明が必要となります。これまでにも冷間鍛造に関する評価法やメカニズムの検討は多くありましたが、熱間鍛造に関するものは少ないのが現状です。 |
実用化イメージ 自動車、土木・建築、工作機械等の高強度部品を熱間鍛造するための潤滑剤の特性評価が可能です。これを通じて、新しい潤滑剤の開発や潤滑機構の解明に役立てていきたいと思います。 |
研究者からのメッセージ
成形加工学研究室では、塑性加工と潤滑について実験と解析を進めています。塑性加工じゃなきゃできないような、強くて、品質の良い、付加価値の高い製品を生み出すお手伝いができるように知恵を絞ります。
文献・特許
・淺井一仁,北村憲彦,第64 回塑性加工連合講演会講演論文集,(2013),215-216.
・淺井一仁,北村憲彦,平成25 年度塑性加工春季講演論文集,(2013),91-92.
試作品状況 | 無し | 掲示可 | 提供可 |
利用可能な設備・装置 ・ボール通し式試験機 ・低速熱間リング圧縮試験機 ・高速熱間テーパー通し試験機 ・回転摩擦摩耗試験機 |
共同研究を希望するテーマ ・塑性異方性を考慮した高精度変形シュミレーションの活用 ・板鍛造による部分増肉技術 ・塑性結合技術 |
研究者データベースとのリンク(名前をクリックしてください) 研究者名:北村憲彦 |
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