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~品質管理、統計的データ解析~

計算機支援工学における実験計画法

研究分野分類:2201 社会システム工学・安全システム
産業分類:製造業全般
キーワード:経営工学,品質管理,多変量解析,実験計画法
複合領域
社会安全システム科学
石井 成(社会工学専攻)
研究概要
 CAE実験を用いた最適化において、実験計画法などの統計的手法の導入によって、実験のさらなる効率化を目指しています。
特徴
 これらのプロセスの問題点として、業務が標準化されていない、エンジニアによって結果にばらつきが生じる、といったことが挙げられます。
背景・従来技術
 現在、産業界でシミュレーション実験に実験計画法を適用することは一般に行われています。しかし、その手法は経験や勘に頼っている部分が多く、シミュレーションモデルと実際の現象の乖離をなくすための合わせ込み、多数の因子(変数)からのスクリーニング(変数選択)、モデル構築からロバスト最適化などのプロセスで業務が非効率になっていると言われています。
実用化イメージ
 統計的な手法を導入し、手法を暗黙知から形式知化することでシミュレーション実験の更なる効率化を目指します。結果的に、品質の向上、コストの削減、開発期間の短縮を達成できると考えています。

企業等への提案

研究者からのメッセージ
 コンピューターの進歩に即した品質管理の方法論を展開したいと考えています。データ採取される過程まで踏み込んで、実態を見た品質管理を、産業界と連携して進めていきます。

文献・特許
・QC問題解説委員会「過去問題で学ぶQC検定」シリーズ、日本規格協会
・連載「統計的手法あれこれ」、クオリティマネジメント、60(5~7)、日本科学技術連盟

試作品状況 無し 掲示可 提供可

 

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研究者名:石井 成